◇レイキの歴史◇

 

レイキの始まり

霊気は今から約90年前(1922年/大正11年)、日本人の臼井甕男(ウスイミカオ)氏(1865-1926)が、京都の鞍馬山にて21日間の断食瞑想の末、感得され、療法として確立されたのが始まりです。

手当て療法としては古代より、世界のあちこちで聖人と呼ばれる方々により実施されていたとも伝えられていますが、臼井先生はこの療法を、特別な人だけのものではなく、広く誰でもが学び、喜びを共有できるようにと”臼井霊気療法学会”を設立され、治療及び指導に励まれ、霊気の普及に勤められました。

 

西洋に渡ったレイキ

臼井先生のお弟子さんの一人に林忠次郎(ハヤシチュウジロウ)氏(1879-1940)がおりました。霊気を学ばれ、林霊気研究会を立ち上げて霊気クリニックをされていた林先生の元へ当時、難病を患い、治療のためハワイから来日していた日系二世の高田はわよ女史(1900-1980)が、予定されていた手術を断り、霊気療法を受けに訪れました。霊気療法により難病を克服された高田女史は、その後、林先生の弟子になりました。

高田はわよ先生は、林先生のクリニックで働きながら霊気をマスターされました。そして霊気療法を"REIKI"としてハワイへ持ち帰り、治療院を開かれ人々の治療にあたられ、晩年には22人の霊気マスターを育てられました。この高田先生からの系統が今日の西洋レイキに続いています。

 

日本の伝統霊気

 

ハワイに渡り、治療からヒーリングの色が濃くなり、ニューエイジブームなどの影響を受けている西洋レイキがある一方、日本国内にも臼井先生の教えを受け継ぎ、存続している伝統霊気があります。

まずは、臼井先生が創始された”臼井霊気療法学会”です。ただし現在学会は、会員の一般募集などは行っておらず、部外者が参照できるウエブサイトや関連資料なども公開されていません。

一般の私たちが伝統霊気を学べるのは、林忠次郎先生のお弟子さんだった山口千代子先生からの系統になります。山口千代子先生の息子さんの忠夫先生が主宰されている"直傳靈氣"か、稲本百天先生主宰の"光明レイキ会"があります。

当レイキ塾では、稲本百天先生系列の"光明レイキ"に、高田はわよ先生系列の西洋レイキのエッセンスを添えて講習を行っています。

 

 

* 写真は光明レイキの稲本百天先生。